競売物件を買う時の注意点
たとえば建売住宅を購入する場合は当然鍵があり、もし不具合があってもハウスメーカーによる保証がありますが、落札した競売物件の場合は異なります。鍵がない上に開かず、開錠を業者に依頼することになるかもしれません。このような諸費用が発生することを見越した入札金額にしておけば、落札したあと思いのほか高額になり新築で購入すれば良かったと思わずに済みます。
それから、資料を見て魅力を感じた物件は必ず現地で競売物件を直接確認しておきましょう。基本的に内覧はできませんが、その土地へ住むことを考えているならば周囲の環境は見ておくことをおすすめします。また、裁判所が提示している資料の写真は一部だけのため、外観を自分でチェックしておくと良いです。
専門的な知識のない一般の個人が競売物件を失敗しないように落札、購入するには、競売代行サービスを利用する方法もあります。短期間であらゆる手続きをする必要がある競売をスムーズに進めるために、力を貸してくれる存在です。もちろん自分で入札をしてもかまいませんが、入札額が安すぎて全く落札できなかったり、逆に高すぎて一般の物件よりも高くなったりしては競売物件を入手するメリットを生かせなくなってしまいます。