競売物件とは

競売物件とは裁判所によって競売にかけられる土地・建物のことを言いますが、最近では競売物件の数が増えてきています。競売とは、借金などの債務を返済できなくなった人が、返済の代わりに土地や建物を売ってそれにあてることです。

競売は、土地や建物を裁判所が差し押さえて売りに出し、市場などのせりのように最も高額をつけた人が購入できるシステムを取っています。ちなみに競売物件は多くが市場価格よりも低くなることから、不動産会社による購入だけでなく、一般の個人が競売で不動産を購入する場合も増えてきました。

競売での不動産の売られ方はさまざまで、土地と建物がセットであったり別々であったり、中には土地の上の空間を使う権利である地上権を売りに出していることもあります。

ではなぜ競売に不動産が出されるかと言うと、例えば自宅の住宅ローン返済が滞った場合や、近年増えている理由には消費者金融の利用しすぎが挙げられます。こうなった背景には、インターネットの普及により消費者金融の利用が簡単になったこともあるでしょう。もし複数のところから借金をしていた場合、住宅ローンの返済がうまくできていても消費者金融への返済が滞れば、そちらから競売にかけられてしまうこともあるのです。